天文学 天の赤道:地球と宇宙をつなぐ線
地球儀を思い浮かべてみましょう。地球はコマのように軸を中心に回転しています。この回転軸を自転軸と言い、この自転軸に対してちょうど垂直に地球を横切る平面を思い描いてみてください。この平面と地球の表面が交わるところにできる線が赤道です。まるで地球に帯を巻いたように、赤道は地球をぐるりと一周しています。赤道は、地球を北半球と南半球にちょうど半分に分けます。地球は完全な球ではなく、少し膨らんだ形をしています。最も膨らんでいる部分が赤道であり、地球の周囲の長さが最も長い部分でもあります。赤道の緯度は0度と定められています。地図を見ると、赤道が基準線となって、そこから北へ、南へ、と角度で位置が示されていることがわかります。赤道付近は、太陽の光をほぼ真上から一年中受けるため、とても暑い地域です。そのため、熱帯雨林気候と呼ばれる高温多湿な気候となり、独特の植物や生き物が暮らしています。熱帯雨林は、地球上の様々な生き物の宝庫であり、たくさんの酸素を生み出す大切な場所でもあります。また、赤道上は地球の自転速度が最も速いことも知られています。地球は24時間で自転しますが、赤道上は秒速約460メートルという猛スピードで回転しています。これは、ジェット機の速さに匹敵するほどの速さです。赤道から北極や南極に近づくにつれて、自転速度は徐々に遅くなっていきます。
