チャート 西洋占星術における図:天体の配置
西洋占星術では、「図」という言葉は特別な意味を持ちます。これは、生まれたときの空における惑星の配置が織りなす模様、いわば天体配置の設計図を指します。この「図」という言葉の語源は、ラテン語の「figura」に遡ります。「figura」はおおよそ「形」や「模様」を意味し、図表や図解といった視覚的な表現にも用いられます。まさに、ホロスコープという複雑な天体配置を視覚的に表す図式構造を表すのにぴったりな言葉と言えるでしょう。生まれた瞬間の惑星の配置を一枚の絵画、すなわち「図」として捉えることで、惑星同士がどのような関係性を持っているのかを容易に理解することができます。惑星同士の関係性は、主に角度によって表され、この角度のことを「アスペクト」と呼びます。中でも重要なアスペクトとして、60度(セクスタイル)、90度(スクエア)、120度(トライン)、180度(オポジション)の4つが挙げられます。これらの主要なアスペクトは、「図」を見ることで一目瞭然となります。例えば、ある人のホロスコープで火星と金星が120度の位置関係にあるとしましょう。この配置は「図」の上では、火星と金星が円周を3等分する位置にあるように見えます。この120度の角度、すなわちトラインは、調和と協調を表すアスペクトです。このように、「図」を用いることで、複雑なホロスコープを単純化し、主要なアスペクトを素早く見つけることができます。まるで、空の星々が織りなす物語を読み解くための、便利な早見表のような役割を果たしてくれるのです。
