西洋占星術:タームの深遠な世界

西洋占星術:タームの深遠な世界

星占いを知りたい

先生、「ターム」って占星術でどういう意味ですか?よくわからないです。

西洋占星術研究家

西洋占星術の用語だね。「ターム」は、黄道十二宮のそれぞれの星座をさらに5つの区間に分割したものだよ。それぞれの区間は、水星、金星、火星、土星、木星のいずれかの惑星が支配しているんだ。太陽と月はタームを持たないよ。

星占いを知りたい

星座を5つに分割…? なんだか複雑ですね。何のために分割するんですか?

西洋占星術研究家

惑星がどの星座のどの区間に位置するかによって、その惑星の力を判断するのに役立つんだよ。それぞれの惑星が支配する区間では、その惑星の力が強まると考えられているんだ。「サイン」「高揚」「トリプリシティ」「ターム」「フェイス」という順番で、惑星の強さを判断する要素なんだよ。ちなみに「ターム」は4番目に重要な要素で、「バウンズ」とも呼ばれているよ。

Termsとは。

西洋占星術で使われる『タームズ』という言葉について説明します。生まれた時の星の配置図をホラリー占星術という方法で分析する際に、惑星の力の強さを順番に見ていきます。その順番は、星座、高揚、三分位、タームズ、そしてフェイスです。4番目に考慮するタームズは、星座宮を5つの部分に分けたもので、それぞれ別の惑星が支配しています。エジプト式、カルディア式、そしてプトレマイオス式という3つの種類があります。タームズはバウンドとも呼ばれ、惑星の持つ本来の品位を示すものの一つで、惑星の持つ意味や影響をより深く理解するために役立ちます。水星、金星、火星、土星、木星の5つの惑星にはタームズがありますが、太陽と月にはありません。

タームとは

タームとは

人は生まれた時に、空に広がる星々の配置から影響を受けると考えられています。その配置を読み解く占星術の中でも、ホラリー占星術という技法では、生まれた時の惑星の強さを知るために、特定の順番で品位と呼ばれる要素を調べます。その順番とは、星座、高揚、三分位、ターム、そしてフェイスです。この記事では、四番目に考慮される「ターム」について詳しく説明します。

タームとは、十二星座それぞれを五つの区間に分けて、各区間を異なる惑星が支配するという考え方です。まるで、星座という大きな土地を五人の領主が分割統治しているようなイメージです。この領主に当たる惑星は、水星、金星、火星、土星、木星で、太陽と月はどの区間も支配していません。それぞれの惑星が支配する区間は「ターム表」と呼ばれる表にまとめられており、この表を参照することで、どの惑星がどの区間の領主かを知ることができます。

ターム表には、エジプト式、カルデア式、プトレマイオス式という三つの種類があり、これらは地域や時代によって異なる計算方法を用いています。そのため、同じ星座の同じ度数であっても、どのターム表を使うかによって支配する惑星が変わる可能性があります。また、タームはバウンドとも呼ばれています。

惑星が自分の支配するタームに位置する場合、その惑星の力は強められると考えられています。これは、領主が自分の領地にいることで、より強い影響力を発揮できるようなものです。ホラリー占星術では、このタームを考慮することで、より深く惑星の持つ意味や重要性を理解し、正確な判断を下すことができるとされています。惑星の配置だけでなく、その強弱も理解することで、より多角的に未来を見通せるのです。

項目 説明
ターム(バウンド) 十二星座を五つの区間に分割し、各区間を水星、金星、火星、土星、木星のいずれかの惑星が支配する概念。
ターム表 どの惑星がどの区間のタームを支配するかを示した表。エジプト式、カルデア式、プトレマイオス式の三種類が存在する。
タームの支配星 水星、金星、火星、土星、木星。太陽と月は含まれない。
惑星とタームの関係 惑星が自分の支配するタームに位置すると、その惑星の力は強められる。
ホラリー占星術におけるターム 惑星の強さを判断する要素の一つ。星座、高揚、三分位に続いて四番目に考慮される。

タームの種類

タームの種類

星座を支配する惑星、これをタームと呼びます。タームには大きく分けて三つの種類があります。エジプト式、カルデア式、そしてプトレマイオス式です。これらの種類によって、どの惑星がどの星座のどの度数領域を支配するかが変わってきます。そのため、どのタームの体系を使うかによって、星回りの読み解き方も微妙に変わってくるのです。

例えば、ある人の生まれた時の星の配置が、牡羊座の5度だったとしましょう。エジプト式ではこの度数は金星が支配していますが、カルデア式では木星、プトレマイオス式では水星が支配しています。同じ星の配置でも、使うタームによって支配する惑星が変わり、その人の性格や運命の解釈も変わってくるのです。ですから、星詠みは自分の流派や解釈のやり方に合わせて、どのタームを使うかを選ばなければなりません。

では、なぜこのような違いが生じるのでしょうか。それは、これらのタームの体系が、古代の星詠みたちの経験と観察に基づいて作られたからです。彼らは長い年月をかけて星空を観察し、惑星の動きと地上での出来事を結びつけ、それぞれの惑星が持つ力を理解しようとしました。そして、その知恵を体系化したものが、これらのタームなのです。現代の星詠みもまた、それぞれのタームの特徴を理解し、適切に使い分けることで、より正確で詳細な読み解きができるようになります。

エジプト式は最も古い体系と言われており、その起源は古代エジプト文明にまで遡ると考えられています。カルデア式は、古代バビロニアのカルデア地方で発展した体系で、数学的な計算に基づいています。プトレマイオス式は、古代ギリシャの天文学者プトレマイオスがまとめた体系で、西洋占星術の基礎となっています。これらの体系の起源や歴史を学ぶことも、占星術への理解を深める上で大切なことと言えるでしょう。

タームの種類 起源 説明 牡羊座5度の支配星
エジプト式 古代エジプト文明 最も古い体系 金星
カルデア式 古代バビロニアのカルデア地方 数学的な計算に基づいている 木星
プトレマイオス式 古代ギリシャ 古代ギリシャの天文学者プトレマイオスがまとめた体系。西洋占星術の基礎。 水星

タームと惑星の品位

タームと惑星の品位

惑星が持つ力を知る上で、「品位」という考え方はとても大切です。品位には様々な種類がありますが、その一つが「ターム」です。惑星がどの星座のどの度数にあるかによって、その惑星が本来持つ力がどれくらい発揮されるかが変わってきます。それぞれの星座は五つの区分に分かれており、これをタームと言います。それぞれのタームには支配星が割り当てられています。惑星が自分の支配するタームに位置する場合、その惑星は力を増し、本来の性質をより強く発揮すると考えられています。

例を挙げて説明しましょう。勇気や行動力を表す火星が、牡羊座の最初の6度数に位置しているとします。牡羊座の最初の6度数は火星のタームにあたります。つまり、火星は自分の支配する場所に位置しているため、その力は増幅されます。この場合、持ち主は非常に積極的で、行動力に溢れ、周りを引っ張っていくような力強さを持つと解釈できます。

一方、惑星が自分のターム以外の場所に位置する場合、その影響力は弱まります。例えば、火星が天秤座の最初の6度数に位置しているとします。天秤座の最初の6度数は木星のタームです。火星にとって居心地の良い場所とは言えません。このため、本来の火星の力は発揮されにくくなります。持ち主は決断力に欠け、行動に移すのが苦手で、優柔不断な面が見られるかもしれません。

このように、タームは惑星の力を測る物差しの一つとなります。他の品位である「サイン」「高揚」「トリプリシティ」「フェイス」なども合わせて考えることで、より深く惑星の持つ意味を読み解き、その人の性格や才能、人生における様々な可能性を理解する重要な手がかりとなります。

惑星 ターム内 ターム外
火星 力が増幅
例:牡羊座の最初の6度数に火星がある場合、積極的で行動力に溢れる
影響力が弱まる
例:天秤座の最初の6度数に火星がある場合、決断力に欠け優柔不断
その他 本来の性質をより強く発揮 本来の力は発揮されにくい

タームの活用方法

タームの活用方法

生まれた時の星の配置図、いわゆる出生図を読む上で、惑星がどの「ターム」にあるのかを調べることは、その人の運命を読み解く上で欠かせません。タームとは黄道十二宮の各星座の度数をさらに細かく分割したもので、それぞれの区分を惑星が支配しています。惑星がどのタームに位置するのかによって、その惑星の力がどのように現れるのか、より詳しい情報を得ることができるのです。例えば、ある惑星が特定の惑星のタームにある場合、その惑星の持ち味が、タームを支配する惑星の性質によって変化すると考えられています。これは、その人の性格や才能、持ち合わせた力をより深く理解する上で大切な情報となります。

具体的な例を挙げると、情熱や行動力を表す火星が、知性とコミュニケーションを司る水星のタームにあるとします。すると、本来の火星の情熱的なエネルギーは、水星の知的な影響を受けて、知的好奇心や活発なコミュニケーションへと変化するのです。火星の大胆さはそのままに、言葉による表現力や機転の良さも加わった、より洗練された力として現れるでしょう。

また、タームは、日々刻々と変化する星の動き、つまりトランジットの解釈にも役立ちます。トランジットの惑星が特定のタームを通過する時、そのタームを支配する惑星の性質に関連した出来事が起こりやすくなると考えられています。例えば、金星が支配するタームに火星が入ると、恋愛関係や人間関係における情熱的な出来事が起こる可能性が高まります。反対に、土星が支配するタームに火星が入ると、制限や停滞を感じやすい時期となるかもしれません。このように、タームを理解することで、星の影響をより具体的に予測し、日々の生活に役立てることができるのです。

ターム 説明
概要 黄道十二宮の各星座の度数をさらに細かく分割したもの。それぞれの区分を惑星が支配し、惑星がどのタームに位置するのかによって、その惑星の力がどのように現れるのか、より詳しい情報を得ることができる。
出生図における役割 出生図の惑星がどのタームにあるかで、その人の性格や才能、持ち合わせた力をより深く理解するのに役立つ。 火星が水星のタームにある場合、火星の情熱は知的好奇心や活発なコミュニケーションに変化する。
トランジットにおける役割 トランジットの惑星が特定のタームを通過する時、そのタームを支配する惑星の性質に関連した出来事が起こりやすくなると考えられている。 金星が支配するタームに火星が入ると、恋愛関係において情熱的な出来事が起こる可能性が高まる。土星が支配するタームに火星が入ると、制限や停滞を感じやすい時期となる。

タームの解釈の難しさ

タームの解釈の難しさ

西洋占星術における「ターム」は、各星座をさらに細かく分割した区分であり、それぞれの区分を古代の七惑星(太陽、月、水星、金星、火星、木星、土星)が支配しています。他の支配星である「サイン(星座)の支配星」、「高揚の支配星」、「トリプリシティ(三区分)の支配星」と比較すると、タームの支配星の影響力は控えめであると言われています。そのため、ホロスコープを読む際に、タームだけを見て判断するのではなく、他の支配星との兼ね合いを総合的に考える必要があります。例えば、ある惑星が本来の星座や高揚の星座に位置しているにも関わらず、タームの支配星との相性が悪い場合、その惑星の力が十分に発揮されない可能性も考えられます。

加えて、タームに関する資料は、他の占星術の概念と比べて少ないという現状があります。体系的に学ぶための書籍や文献が限られているため、習得には多くの時間と労力が必要となるでしょう。様々な占星術師の解釈や、古代から伝わる文献を参考にしながら、自分自身の解釈を確立していく必要があると言えるでしょう。

しかし、こうした困難を乗り越え、タームを理解し、適切に解釈することで、占星術のより深い世界を垣間見ることができるはずです。タームは、他の支配星だけでは説明できない微妙なニュアンスや個性を明らかにする重要な鍵となるでしょう。占星術師にとって、経験と知識を積み重ね、それぞれの支配星の体系の特徴を理解することは、より精密な解釈へと繋がる重要な道標となるでしょう。そして、常に学び続ける姿勢こそが、複雑で奥深い占星術の世界を理解する上で、最も大切な要素と言えるでしょう。

項目 説明
タームとは 各星座を古代の七惑星(太陽、月、水星、金星、火星、木星、土星)が支配する区分。
影響力 サイン、高揚、トリプリシティの支配星と比べて控えめ。
解釈のポイント 他の支配星との兼ね合いを総合的に判断。単独での判断は避ける。
学習の難易度 資料が少ないため、習得に時間と労力がかかる。
学習方法 様々な占星術師の解釈や古代文献を参考に、自分自身の解釈を確立。
ターム理解のメリット 占星術のより深い世界を垣間見ることができ、微妙なニュアンスや個性を明らかにする重要な鍵となる。
占星術師の心構え 常に学び続ける姿勢。
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