星の位置 カタバゾン:月の交点
月の南交点を指す言葉、カタバゾン。カタヒバゾン、カタヒバゾンとも書き表されます。この耳慣れない言葉は、遠い昔、アラビアで使われていた言葉で、夜空に浮かぶ月と深い関わりがあります。月は地球の周りを回っていますが、その通り道と、地球が太陽の周りを回る通り道が交わる点が二つあります。この二つの点を月の交点と呼びます。一つは北に向かう昇交点、もう一つは南に向かう降交点です。昇交点は龍の頭、降交点は龍の尾にも例えられ、それぞれ重要な意味を持っています。カタバゾンはまさにこの龍の尾、月の軌道の降交点を指す言葉なのです。現代の星占いでは、カタバゾンという言葉はあまり使われていません。しかし、昔の、特にアラビアの星占いでは、カタバゾンはとても大切なものとして扱われていました。人々は夜空を見上げ、月の位置やカタバゾンの位置から様々なことを読み解こうとしていました。例えば、過去からの影響や、無意識のうちに抱えているものなどを知ろうとしたのです。カタバゾンという言葉は、私たちに昔の星占いの世界を思い出させてくれます。昔の人々は、星々の動きに神秘的な力を感じ、そこに様々な意味をていました。カタバゾンという言葉の響きには、そんな昔の人々の星々への想いが込められていると言えるでしょう。まるで、遠い過去からのメッセージを伝えるかのように、静かに夜空に輝いているのです。
