エッセンシャル・ディグニティ

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ハウス

惑星が喜ぶ場所:ジョイについて

星々の配置は人の運命を読み解くための重要な鍵となります。西洋占星術では、それぞれの惑星が特定の場所に滞在することを好み、「喜び」と呼ばれる状態になるという考え方があります。この「喜び」は、人が自分の好きな場所にいて心地よさを感じるのと同じように、惑星も特定の場所で本来の力を発揮しやすくなる状態を指します。太陽は舞台の中央で輝くように、五番目の部屋で喜びを感じます。創造や表現、そして遊びの部屋である五番目の部屋は、太陽の輝きを存分に発揮できる場所です。月は家庭や心の安らぎを象徴する四番目の部屋で喜びを感じ、その穏やかな光で家族を包み込みます。知性とコミュニケーションを司る水星は好奇心を満たせる一番目の部屋、または情報を集め分析できる六番目の部屋で喜び、その力を最大限に発揮します。愛と美を象徴する金星は五感を満たす喜びに溢れた五番目の部屋で、その魅力を輝かせます。行動力と情熱を司る火星は一番目の部屋、または競争や挑戦を表す六番目の部屋でその力を発揮し、情熱を燃やします。幸運と拡大を象徴する木星は九番目の部屋で喜びを感じ、精神的な成長や探求心を広げます。規律と試練を象徴する土星は十二番目の部屋で喜びを感じ、静かに物事を完成へと導きます。ただし、惑星の「喜び」は、その惑星にとって快適な状態ではあっても、必ずしもその人にとって良い影響を与えるとは限りません。人の運命は、ホロスコープ全体を総合的に見て判断する必要があるため、「喜び」はその複雑なパズルのほんの一部に過ぎません。他の要素との組み合わせによって、その影響は良くも悪くも変化します。この複雑さこそが占星術の奥深さであり、人々を魅了し続ける理由の一つと言えるでしょう。
星の位置

西洋占星術:タームの深遠な世界

人は生まれた時に、空に広がる星々の配置から影響を受けると考えられています。その配置を読み解く占星術の中でも、ホラリー占星術という技法では、生まれた時の惑星の強さを知るために、特定の順番で品位と呼ばれる要素を調べます。その順番とは、星座、高揚、三分位、ターム、そしてフェイスです。この記事では、四番目に考慮される「ターム」について詳しく説明します。タームとは、十二星座それぞれを五つの区間に分けて、各区間を異なる惑星が支配するという考え方です。まるで、星座という大きな土地を五人の領主が分割統治しているようなイメージです。この領主に当たる惑星は、水星、金星、火星、土星、木星で、太陽と月はどの区間も支配していません。それぞれの惑星が支配する区間は「ターム表」と呼ばれる表にまとめられており、この表を参照することで、どの惑星がどの区間の領主かを知ることができます。ターム表には、エジプト式、カルデア式、プトレマイオス式という三つの種類があり、これらは地域や時代によって異なる計算方法を用いています。そのため、同じ星座の同じ度数であっても、どのターム表を使うかによって支配する惑星が変わる可能性があります。また、タームはバウンドとも呼ばれています。惑星が自分の支配するタームに位置する場合、その惑星の力は強められると考えられています。これは、領主が自分の領地にいることで、より強い影響力を発揮できるようなものです。ホラリー占星術では、このタームを考慮することで、より深く惑星の持つ意味や重要性を理解し、正確な判断を下すことができるとされています。惑星の配置だけでなく、その強弱も理解することで、より多角的に未来を見通せるのです。
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