西洋占星術におけるフェイス

西洋占星術におけるフェイス

星占いを知りたい

先生、『face』っていう占星術の用語がよくわからないのですが、教えていただけますか?

西洋占星術研究家

はい。『face』は、今ではあまり使われていない占星術用語で、それぞれの星座を6つの等しい部分、つまり5度ずつに分けたものを指します。星座は全部で30度ですから、6分割すると5度ずつになりますね。

星占いを知りたい

なるほど。それぞれの星座をさらに細かく分けるんですね。何か意味があるんですか?

西洋占星術研究家

昔は、この5度ずつの区切りにそれぞれ別の惑星の影響を割り当てて、より詳細な占いをしていたようです。今ではあまり使われないので、知っておく程度で良いでしょう。

faceとは。

西洋占星術で使われていた古い言葉である『フェイス』について。今はもう使われていませんが、十二宮をそれぞれ六等分、つまり五度ずつに分割したものを指す言葉でした。

フェイスとは

フェイスとは

天球を巡る太陽の通り道である黄道十二宮、これを人々は星座と呼び親しんできました。一つ一つの星座は30度ずつに区切られていますが、さらに細かく、星座を六つに分割した五度ずつの区画をフェイスと呼びます。星座全体を人の顔に見立て、それを六つの部分に分けたことから、この名前が付けられました。
フェイスは、西洋占星術の黎明期において使われていた用語です。現代の星占いではほとんど使われることはありませんが、占星術の歴史を紐解く上で欠かせない大切な概念です。それぞれのフェイスには、太陽系の星々が割り当てられています。どの星が割り当てられているかによって、そのフェイスの性質が決まると考えられていました。
例えば、おひつじ座の最初の五度は火星が割り当てられています。おひつじ座の持ち前の燃えるような情熱に、火星の行動力と積極性が加わり、より強く、際立った性質となるとされていました。このように、フェイスは星座の性質をよりきめ細かく分析するために使われていました。それぞれのフェイスに割り当てられた星の持つ力を理解することで、より深く物事を理解できると考えられていたのです。
それぞれの星座の最初のフェイスには、その星座の支配星が割り当てられます。続くフェイスには、その星座と同じ属性(火、地、風、水)を持つ星座の支配星が順番に割り当てられていきます。例えば、火の星座であるおひつじ座の最初のフェイスは、おひつじ座の支配星である火星が割り当てられます。二番目のフェイスには、同じく火の星座であるしし座の支配星である太陽が、三番目のフェイスには、いて座の支配星である木星が割り当てられます。このように、フェイスの支配星は星座の属性と深く結びついています。
フェイスは複雑な計算を必要とするため、現代の占星術では、より簡略化された解釈が主流となっています。しかし、フェイスを学ぶことで、占星術の奥深さを改めて知ることができます。星座の持つ多様な側面を理解し、より豊かな解釈に繋がるでしょう。

項目 説明
黄道十二宮 天球を巡る太陽の通り道。各星座は30度ずつに区切られている。
フェイス 星座を6つに分割した5度ずつの区画。星座全体を人の顔に見立て、6つの部分に分けたもの。現代の星占いではほとんど使われない。
フェイスの役割 西洋占星術の黎明期において、星座の性質をよりきめ細かく分析するために使われていた。
フェイスへの星の割り当て それぞれのフェイスには太陽系の星々が割り当てられ、その星の性質がフェイスの性質に影響を与えると考えられていた。
支配星の割り当て 各星座の最初のフェイスには、その星座の支配星が割り当てられる。続くフェイスには、同じ属性の星座の支配星が順番に割り当てられる。
フェイスの例 おひつじ座の最初のフェイスには火星が割り当てられ、情熱と行動力が強調される。
現代占星術におけるフェイス 複雑な計算が必要なため、簡略化された解釈が主流。しかし、フェイスを学ぶことで占星術の奥深さを知ることができる。

フェイスの支配星

フェイスの支配星

顔には十二の区分があり、それぞれに守護星が割り当てられています。これをフェイスと呼び、守護星を知ることで、その人の性格や運命を読み解く鍵となります。守護星の順番は、おひつじ座の守護星である火星から始まり、金星、水星、月、土星、木星と続きます。この六つの星を順に繰り返し配置することで、十二の区分全てに守護星が定まります。

例えば、おひつじ座の最初の区分は火星、次は金星、その次は水星を守護星に持ちます。このように、定まった順番で星が配置されることで、それぞれの区分に個性が生まれます。おひつじ座であれば、本来の情熱的な性質に加え、最初の区分では火星の影響で行動力が強調され、次の区分では金星の穏やかさが、その次の区分では水星の知性がそれぞれ色を添えます。

同じ星座でも、どの区分に星が位置するかによって、その人の性質は微妙に変化します。例えば、おうし座は本来穏やかで安定した星座ですが、最初の区分では金星の影響で芸術的な才能が際立ち、次の区分では水星の影響で知的好奇心旺盛な面が強調され、その次の区分では月の影響で感受性が強まります。このように、守護星は星座本来の性質をより複雑に、より豊かに彩る要素となります。

フェイスの守護星を知ることは、その人の隠れた才能や潜在能力を理解する助けとなります。それぞれの区分に宿る星の力を知ることで、より深く自分自身を理解し、より良い人生を切り開く手がかりとなるでしょう。

星座 第1区分 第2区分 第3区分
おひつじ座 火星 金星 水星
おうし座 金星 水星
ふたご座 水星 土星
かに座 土星 木星
しし座 土星 木星 火星
おとめ座 木星 火星 金星
てんびん座 金星 水星
さそり座 水星 土星
いて座 土星 木星 火星
やぎ座 木星 火星 金星
みずがめ座 火星 金星 水星
うお座 金星 水星

フェイスと占星術の解釈

フェイスと占星術の解釈

人は古来より星空を見上げ、運命を読み解こうとしてきました。その試みのひとつに、西洋占星術があります。西洋占星術の中でも、フェイスという概念は、特にホラリー占星術や伝統的な占星術において重要な役割を担ってきました。

ホラリー占星術とは、頭に浮かんだ疑問や具体的な問いかけに対する答えを星々に探る占術です。まるで星空に問いかけ、天からの答えを待つように、占者は星々の配置を手がかりに占います。このホラリー占星術において、フェイスは問いかけに対する吉凶を占う重要な要素でした。特定のフェイスに幸運を司る星、例えば木星や金星などが位置していれば、その問いかけに対する結果は良いものとなるでしょう。反対に、土星や火星といった試練や困難を象徴する星が位置する場合は、望ましい結果を得るのは難しいと判断されました。

さらに、フェイスは人の生まれ持った性格や運命を深く理解するためにも役立てられました。生まれた時刻の星の配置図、つまり出生図における惑星の位置とフェイスを組み合わせることで、より詳細な分析が可能となるのです。例えば、ある人が社交的な性格かどうかを占う際に、フェイスを活用することで、その人の人付き合いにおける得意不得意や、周囲との関わり方などをより深く読み解くことができると考えられていました。

しかし、現代の占星術では、フェイスはあまり使われなくなってきました。その理由は、フェイスの解釈が複雑で難しいからです。簡略化された解釈が主流となり、フェイスのような複雑な概念は敬遠される傾向にあります。まるで、たくさんの荷物を抱えて長い道のりを歩くことを避けるように、現代の占星術はより手軽で分かりやすい解釈を求めています。

とはいえ、フェイスは占星術の歴史において重要な役割を果たしてきた概念です。複雑ではありますが、フェイスを知ることで、西洋占星術への理解はより一層深まるでしょう。それはまるで、歴史の古い建物を隅々まで見て回ることで、その建物の魅力や歴史的背景をより深く理解するかのようです。フェイスは、西洋占星術という壮大な建物を彩る、美しい装飾のひとつと言えるでしょう。

フェイス 説明
ホラリー占星術における役割 問いかけに対する吉凶を占う重要な要素。吉星(木星、金星など)が良い結果、凶星(土星、火星など)が悪い結果を示唆。
出生図における役割 惑星の位置と組み合わせることで、性格や運命の詳細な分析が可能。例えば、社交性に関する分析など。
現代の占星術における状況 複雑な解釈のため、あまり使われていない。簡略化された解釈が主流。
フェイスの重要性 複雑だが、理解することで西洋占星術への理解が深まる。

フェイスの活用方法

フェイスの活用方法

生まれた時の星の配置を示す図である出生図は、一人ひとりの持つ性質や運命を紐解くための大切な羅針盤です。この出生図を読み解く上で、フェイスという概念は、より深く、より精密な解釈を可能にする重要な要素となります。フェイスとは、黄道十二宮それぞれをさらに三分割した領域のことで、それぞれに支配星が割り当てられています。

フェイスを活用するためには、まず十二宮それぞれのフェイスと、それに対応する支配星を理解することが大切です。専門書や信頼できる占星術サイトなどを参考に、各フェイスの支配星と、その支配星が持つ意味合いをじっくりと学びましょう。例えば、牡羊座であれば、最初のフェイスは火星、二番目のフェイスは太陽、三番目のフェイスは木星が支配星となります。それぞれの支配星は、そのフェイスに位置する惑星に独特な影響を与えます。

次に、自分の出生図を作成し、各惑星の位置を確認します。どの惑星がどのサインのどのフェイスに位置しているのかを正確に把握することで、その惑星が受ける影響を分析することができます。例えば、愛情や美を司る金星が牡羊座の最初のフェイス、つまり火星のフェイスに位置している場合を考えてみましょう。本来穏やかな性質を持つ金星は、情熱的で行動的な火星の影響を受け、愛情表現がより積極的になったり、情熱的な感情を伴うものになったりする可能性があります。

このように、フェイスは惑星の持つ本来の性質に、支配星特有の色彩を加えることで、その人の個性をより深く理解するためのツールとなります。しかし、フェイスは複雑な概念であり、正確な解釈には専門的な知識が必要です。いきなり複雑な解釈に挑むのではなく、まずは基本的な占星術の知識をしっかりと身につけた上で、フェイスの活用に挑戦することをお勧めします。焦らず一つずつ理解を深めていくことで、出生図からより多くの情報を読み解き、自分自身をより深く理解する手がかりを得ることができるでしょう。

サイン フェイス1 フェイス2 フェイス3
牡羊座 火星 太陽 木星
牡牛座 水星 土星
双子座 木星 火星 太陽
蟹座 金星 水星
獅子座 土星 木星 火星
乙女座 太陽 金星 水星
天秤座 土星 木星
蠍座 火星 太陽 金星
射手座 水星 土星
山羊座 木星 火星 太陽
水瓶座 金星 水星
魚座 土星 木星 火星

フェイスとは、黄道十二宮それぞれをさらに三分割した領域。
支配星は、そのフェイスに位置する惑星に独特な影響を与える。

例:金星が牡羊座の最初のフェイス(火星)に位置する場合、
本来穏やかな金星が、情熱的で行動的な火星の影響を受け、愛情表現がより積極的になったり、情熱的な感情を伴うものになったりする。

フェイスの意義

フェイスの意義

星座は人が生まれた時、太陽が位置していた場所によって決まります。この星座をさらに細かく分けて、より詳しい情報を読み解こうとしたのが「フェイス」と呼ばれる考え方です。今ではあまり使われていませんが、昔の星占いではとても大切なものとされていました。それぞれの星座は30度ずつに区切られていますが、フェイスはそれをさらに10度ずつ、3つの顔に分けます。

それぞれの顔には、星座の持ち主である星だけでなく、他の星々の影響も加わります。例えば、牡羊座の最初の10度は火星が支配し、次の10度は太陽、最後の10度は金星の影響を受けると考えます。このように、同じ星座でも、生まれた日が違うと、異なる星の影響を受けているため、性格や運命も少しずつ違ってくると昔の人は信じていました。

フェイスを使うことで、星占いはより複雑で、より深いものになります。例えば、同じ牡羊座でも、火星の影響が強い人は、より活動的で情熱的になるでしょう。一方、太陽の影響が強い人は、創造的でリーダーシップを発揮するでしょう。金星の影響が強い人は、社交的で美的センスに優れるでしょう。このように、フェイスは同じ星座の中でも、個人の性格や運命をより細かく分析することを可能にしていました。

現代の星占いは、多くの人に分かりやすいように、シンプルな解釈が中心となっています。しかし、フェイスのような昔の考え方を学ぶことで、星占いの奥深さを知ることができます。人々がどのように星を読み解き、未来を予測しようとしてきたのか、その歴史を知ることは、星占いの文化を理解するためにも、とても大切なことです。フェイスは現代では忘れられがちですが、星占いの歴史の中で重要な役割を果たしてきたことは間違いありません。

星座 度数 支配星 特徴
牡羊座 0° – 10° 火星 活動的、情熱的
10° – 20° 太陽 創造的、リーダーシップ
20° – 30° 金星 社交的、美的センス

(他の星座も同様の表形式で表現できます)

まとめ

まとめ

星座は、性格や運命を読み解くための重要な手がかりであり、西洋占星術では空を12の星座に分割して考えます。さらに、それぞれの星座を5度ずつ、6つの区画に分けたものをフェイスと呼びます。フェイスは、占星術の中でも古い時代に用いられた考え方で、それぞれの区画に特定の惑星の影響が及ぶと考えられていました。

例えば、牡羊座の最初の5度は火星、次の5度は太陽、その次の5度は金星、というように、それぞれの区画に守護惑星が割り当てられています。これらの惑星は、その区画に特定の性質や傾向を与えると考えられていました。火星が守護する区画は、行動力や情熱に溢れ、太陽が守護する区画は、創造性や自己表現に優れ、金星が守護する区画は、調和や美意識に秀でているといった具合です。

フェイスは、主にホラリー占星術と呼ばれる、特定の質問に対する答えを占う技法や、伝統的な占星術で用いられてきました。質問の成否や、物事の展開などを占う際に、フェイスは重要な判断材料の一つとされていました。現在主流となっている現代占星術では、星座や惑星の解釈が簡略化されたため、フェイスはあまり重要視されていません。しかし、占星術の歴史や伝統を理解する上で、フェイスは非常に重要な概念です。

フェイスを学ぶことで、それぞれの星座の持つ多様な側面が見えてきます。例えば、同じ牡羊座でも、どのフェイスに属するかによって、性格や行動パターンに微妙な違いが現れるとされています。そのため、フェイスを理解することで、より深く星座の本質を理解し、占星術の世界をより豊かに楽しむことができるでしょう。ただし、フェイスを理解するには、複雑な計算や解釈が必要となるため、占星術初心者には少し難しいかもしれません。しかし、占星術の知識を深めたい、より高度な占いを学びたいという方には、ぜひ挑戦してみる価値があるでしょう。フェイスは、占星術の奥深さを知るための、貴重な手がかりとなるはずです。

項目 説明
フェイス 星座を5度ずつ、6つの区画に分けたもの。それぞれの区画に特定の惑星の影響が及ぶと考えられている。
守護惑星 各フェイスに割り当てられた惑星。その区画に特定の性質や傾向を与えると考えられている。
フェイスの例 牡羊座の最初の5度は火星、次の5度は太陽、その次の5度は金星、…というように守護惑星が割り当てられている。
フェイスの活用 主にホラリー占星術(特定の質問に対する答えを占う技法)や、伝統的な占星術で用いられる。質問の成否や、物事の展開などを占う際の重要な判断材料となる。
現代占星術 星座や惑星の解釈が簡略化されたため、フェイスはあまり重要視されていない。
フェイスの意義 占星術の歴史や伝統を理解する上で非常に重要な概念。フェイスを学ぶことで、それぞれの星座の持つ多様な側面が見えてくる。
フェイスと星座の理解 同じ星座でも、どのフェイスに属するかによって、性格や行動パターンに微妙な違いが現れる。フェイスを理解することで、より深く星座の本質を理解し、占星術の世界をより豊かに楽しむことができる。
フェイスの学習 複雑な計算や解釈が必要となるため、占星術初心者には少し難しい。占星術の知識を深めたい、より高度な占いを学びたいという方には、挑戦する価値がある。
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