Whole Sign Houses

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ハウス

サインハウス方式:西洋占星術の原点

生まれたときの東の地平線に昇っていた星座、つまり上昇宮は、その人の人生の出発点であり、第一室の始まりを示します。サインハウス方式では、この上昇宮を基準として、夜空を十二の部屋、すなわちハウスに分割します。上昇宮が牡羊座ならば、第一室は牡羊座、第二室は牡牛座、第三室は双子座…と、星座をそのまま各ハウスに当てはめていくのです。この方式の最大の特徴は、その簡潔さにあります。複雑な計算は一切不要で、生まれたときのホロスコープで上昇宮が分かれば、すぐにハウス区分が分かります。それぞれの星座を支配する惑星はそのまま各ハウスの支配星となるため、解釈も容易です。例えば、牡羊座を支配する火星が第五室の支配星なら、その人は創造的な活動や恋愛において、情熱的で行動力のある性質を持つと解釈できます。サインハウス方式は、西洋占星術の最も古いハウス分割法であり、かつて世界中で広く使われていました。17世紀にプラシーダス方式が登場し、現在では主流となっていますが、サインハウス方式は現代占星術に慣れた人にとっても、原点に立ち返り、新たな視点を得るための貴重なツールとなるでしょう。複雑な計算を必要としないため、初心者でも理解しやすく、占星術の基本的な考え方を学ぶ上でも役立ちます。また、各ハウスと星座の純粋な対応関係を見ることで、より直感的な解釈も可能になります。
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