アスペクト ハウスとアスペクト:マンデインアスペクト
西洋占星術では、天体同士が特定の角度を成す時、互いに影響を与え合うと考えられています。この影響のことをアスペクトと呼び、通常は黄道と呼ばれる天球上の仮想の円周を基準に、天体同士の角度を測ります。例えば、60度の角度は調和的なセクスタイル、90度は葛藤を表すスクエアといった具合に、様々な角度に意味づけがされています。しかし、マンデインアスペクトと呼ばれる技法では、黄道上の度数ではなく、ハウスと呼ばれる概念を用いてアスペクトを測ります。ハウスとは、出生図を12の区画に分割したもので、それぞれが人生における特定の分野を象徴しています。例えば、第1ハウスは自我、第2ハウスは所有、第3ハウスはコミュニケーションといった具合です。マンデインアスペクトでは、ハウスの始まりであるカスプに注目します。異なるハウスのカスプに位置する惑星同士が、ハウスを介してどのように影響しあうかを解釈するのがマンデインアスペクトです。具体的には、惑星のあるハウスからもう一方の惑星のハウスまで、時計回りに数えたハウスの数をアスペクトとして判断します。例えば、第1ハウスのカスプにある惑星と、第4ハウスのカスプにある惑星は、3ハウス離れているため、3ハウスのアスペクトを形成しているとみなします。ハウスの大きさは人によって異なるため、マンデインアスペクトは黄道上の度数で測るアスペクトとは異なる場合があります。黄道上の度数ではアスペクトを形成していないように見えても、マンデインアスペクトでは強いアスペクトを形成している場合もあります。そのため、マンデインアスペクトを理解することで、通常の占星術では見落としてしまうような、天体同士の隠れた関係性を読み解くことができるのです。
