技法 陰陽五行と西洋占星術
陰とは、古代中国の考え方の中心にある二つの大きな力のうちの一つです。もう一つの力である陽と常に対となっており、この二つが合わさることで、世界の全てが成り立っていると考えられています。陰は、静かで、受動的で、内側に向かう力です。まるで夜空に浮かぶ月の光のように、柔らかく、包み込むような性質を持ちます。 また、女性らしさや、冷たさ、湿り気、そして衰えゆく力とも結び付けられます。西洋の星占いにおいても、この陰陽の考え方は大きな影響を与えています。金星、土星、水星、木星、火星といった星々は、陰陽のバランスを考える上で重要な役割を担っています。これらの星々は、陰陽の考え方が生まれた道教の影響を受けていると考えられます。陰陽を表すよく知られた模様では、陰は黒い部分で表され、闇や静けさを象徴しています。まるで静かな湖面に映る月の光のように、物事を深く受け止め、蓄える力を持っています。陰は、動きが少ないため、時に消極的なものと誤解されることがあります。しかし、陰は決して停滞を意味するのではなく、次の変化に向けて力を蓄えている状態と言えるでしょう。木々が冬の間に静かに力を蓄え、春に芽吹くように、陰は新たな始まりへの準備期間なのです。陽が活発に動くためには、陰の静かな力が不可欠です。まるで呼吸をするように、陰と陽は互いに影響し合い、変化し続けることで、世界の調和を保っているのです。陰を理解することは、物事の移り変わり、そして自然の摂理を理解することに繋がります。
