星の動き 惑星の動き:デイリーモーション
夜空に輝く星々の中には、自ら光を発する恒星と、太陽の光を反射して輝く惑星があります。恒星は互いの位置関係をほとんど変えずに輝いていますが、惑星は日々、星座の間を移動しているように見えます。これは、惑星が太陽の周りを公転しているためです。私たちの住む地球も、太陽の周りを一年かけて公転し、また、一日に一回自転しています。地球から見ると、他の惑星も太陽の周りをそれぞれ異なる速度で公転しているため、星座の中を移動するように見えるのです。この、惑星の一日に見える移動量を日周運動と呼びます。日周運動は、角度の単位である度と分を使って表します。地球から見て、遠い惑星はゆっくりと移動しているように見えます。そのため、遠い惑星の日周運動の値は小さくなります。例えば、海王星や天王星といった太陽系の外側を回る惑星は、地球から見ると非常にゆっくりと移動するため、日周運動の値も小さくなります。一方、地球に近い水星や金星などは、日周運動の値が大きくなります。これらの惑星は地球から見て速く移動しているように見えるからです。また、惑星の動きは常に一定ではありません。地球も惑星も、太陽の周りを円ではなく楕円を描いて回っています。さらに、地球とそれぞれの惑星の位置関係も常に変化しています。そのため、地球から見た惑星の速さは常に変化し、日周運動も一定ではないのです。まるで、私たちを追い越していく車や、私たちから遠ざかっていく車の速度が違って見えるのと同じように、惑星の速度も、地球との位置関係によって変化して見えるのです。この惑星の日周運動を知ることで、私たちは毎日、惑星がどの星座の近くに位置するかを予測することができるのです。
