マンデンパラレル

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アスペクト

天体同士の距離:マンデンパラレル

天球を眺めたとき、二つの星が特別な配置にある場合があります。それがマンデンパラレルと呼ばれる配置です。マンデンパラレルとは、二つの天体が地平線や子午線といった特別な場所から見て、同じ角度に位置している状態を指します。この特別な場所は、占星術ではアセンダント(東の地平線)、ディセンダント(西の地平線)、ミッドヘブン(南の子午線)、イマム・コエリ(北の子午線、天底)と呼ばれています。例えば、夜空で一番明るい星が東の地平線から10度上に位置していたとします。そして、別の少し暗い星も同じく東の地平線から10度上に位置していたとします。この時、この二つの星はマンデンパラレルにあると言えます。同様に、ある星が南の子午線から25度西に位置し、別の星も南の子午線から25度西に位置している場合も、これら二つの星はマンデンパラレルとなります。重要なのは、この角度が黄道と呼ばれる太陽の通り道に基づいたものではなく、地平線や子午線から測られるということです。私たちが地球から空を見上げたときの角度で考えるため、星々が位置する星座は関係ありません。別の星座に位置する二つの星であっても、マンデンパラレルになることは十分にあり得ます。マンデンパラレルは、星同士の特別な結びつきを示すものと考えられています。二つの天体がマンデンパラレルにある場合、たとえ黄道上では遠く離れていても、地球から見たときには同じような影響力を持つと解釈されます。このため、マンデンパラレルは天体同士の隠れた関係性を理解する上で、占星術において重要な役割を果たします。まるで、見えない糸で結ばれたかのように、二つの星は地上に特別な力を及ぼすと考えられているのです。
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