ホーラ

記事数:(1)

技法

ホーラ:占星術における時間と富

西洋占星術において「ホーラ」とは、時間を分割し、それぞれの時間帯を支配する惑星を特定する手法です。これは、天体の運行に基づいて、より良い結果を得るために最適な時間帯を見極めるための知恵と言えるでしょう。ホーラは、空を12星座に分割するように、時間を分割します。それぞれの星座は30度で表されますが、ホーラではこの星座を15度ずつ、昼と夜の部分に二分割します。太陽が昇っている昼間の時間帯と、太陽が沈んでいる夜間の時間帯では、支配する惑星が異なります。時刻の計算は、日の出と日没を基準に行います。まず、日の出から日没までの時間を12等分します。それぞれの時間帯は、決められた順番で惑星が支配すると考えられています。例えば、日曜日の最初の時間帯は太陽、次は金星、そして水星…と順番に割り当てられます。同様に、日没から日の出までの夜間の時間も12等分し、昼間とは異なる順番で惑星を割り当てます。このため、昼間と夜間では同じ惑星が支配する時間帯の長さが異なる場合があります。また、日の出と日没の時刻は季節によって変化するため、ホーラの長さも季節によって変動します。夏至の頃には昼間のホーラが長く、冬至の頃には夜間のホーラが長くなります。ホーラは、主に個人の富や財産に関する占いに用いられます。特定の惑星が支配する時間帯に行動を起こすことで、金運や財産運を高め、より良い結果が得られると考えられています。例えば、金星が支配する時間帯に買い物をする、木星が支配する時間帯に投資を行うなどです。また、個人の性格や運命を占う際にも、ホーラは重要な要素となります。生まれた時間帯を支配する惑星が、その人の性格や運命に影響を与えると考えられているからです。
error: Content is protected !!