スタンバラ

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ケンドラバラ:惑星の強さを知る

西洋占星術では、生まれた時の惑星の配置を読み解くことで、その人の性質や運命を占います。その配置図であるホロスコープにおいて、惑星の強さを測る方法の一つにケンドラバラというものがあります。これは、サンスクリット語の「中心」を意味するケンドラと、「強さ」を意味するバラを組み合わせた言葉です。つまり、ケンドラバラとは、惑星がホロスコープの中心に近いほど強いと考える考え方です。ホロスコープは円形の図で、12の部屋に分かれています。この部屋をハウスと呼び、それぞれが人生の異なる領域を表します。中心となるハウスは、1ハウス、4ハウス、7ハウス、10ハウスの4つです。これらのハウスは、それぞれ自分自身、家庭、人間関係、社会的地位といった重要な意味を持ちます。惑星がこれらのハウスに位置する場合、ケンドラバラの考え方に基づくと、その惑星は強い力を持つと判断されます。逆に、中心から遠いハウスに位置する惑星は、力が弱いとされます。例えば、3ハウス、6ハウス、8ハウス、12ハウスは、ケンドラバラではあまり良いハウスとはみなされません。これらのハウスは、それぞれ兄弟姉妹、健康、試練、秘密などを表し、困難や障害を暗示する場合もあります。このように、惑星がどのハウスに位置するかは、その惑星の力を大きく左右します。例えば、愛情や美を司る金星がケンドラのハウスにあれば、その人は魅力的で愛情豊かな人生を送ると考えられます。一方、逆の位置にあれば、愛情表現が苦手であったり、人間関係で苦労する可能性も示唆されます。ケンドラバラは、惑星の力を測る一つの物差しであり、ホロスコープを読み解く上で重要な要素となります。ただし、ケンドラバラだけで全てを判断するのではなく、他の要素も総合的に見ていく必要があります。
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