星の位置 ガンダーンタ:星と星座の交差点
ガンダーンタとは、インドに古くから伝わるヴェーダ占星術において特別な意味を持つ言葉です。サンスクリット語で「結び目」もしくは「接合点」を意味するこの言葉は、十二星座と二十七宿という二つの異なる天体分割法が同時に切り替わるポイントを指します。この切り替わる星座は、水の星座である魚座から火の星座である牡羊座へ、同じく水の星座である蟹座から火の星座である獅子座へ、そして水の星座である蠍座から火の星座である射手座へ、と全て水の星座から火の星座への移行となります。まるで異なる性質を持つ二つの世界が交差する地点であるがゆえに、ガンダーンタは独特なエネルギーを持つとされています。ガンダーンタは、魂が前世から現世へと移り変わる際に通過する門のようなものとも考えられています。この世に生まれるということは、魂にとって大きな変化であり、まるで狭い門をくぐり抜けるように困難を伴う過程です。そのため、ガンダーンタは誕生の苦しみや困難を象徴するものとされています。しかし、同時にガンダーンタは大きな変容と成長の可能性を秘めているとも考えられています。困難を乗り越え、異なる二つの世界のエネルギーがぶつかり合う地点を経験することで、魂は大きく成長し、特別な力を得ることができると言われています。誕生の苦しみを乗り越えた先にこそ、大きな可能性が広がっているのです。まるで、激しい嵐の後には美しい虹がかかるように、ガンダーンタは苦難の後に訪れる輝かしい未来を予感させるものと言えるでしょう。
