ナチュラルチャート:サイン本来の意味

星占いを知りたい
先生、「ナチュラルチャート」ってどういう意味ですか?よく聞くんですけど、いまいちよくわからないんです。

西洋占星術研究家
なるほど。「ナチュラルチャート」は、おひつじ座の0度を1ハウスの始まりに配置したホロスコープのことだよ。別名「フラットチャート」とも呼ばれているよ。

星占いを知りたい
おひつじ座の0度を1ハウスの始まりに固定するんですね。どうしてそうするんですか?

西洋占星術研究家
サイン(星座)本来の意味や性質を純粋な形で読み解くためだよ。特定の人の出生情報に関係なく、それぞれのサインが持つ本来の力を分析するのに役立つんだ。
Natural Chartとは。
西洋占星術で使われる『ナチュラルチャート』という言葉について説明します。ナチュラルチャートとは、牡羊座の0度を第一ハウスの始まりとしたホロスコープのことです。フラットチャートとも呼ばれます。
ナチュラルチャートとは

生まれた日時の情報に基づいて作る一人ひとりの星座配置図を出生図と呼びますが、それとは別に、生まれた日時を考慮しない星座配置図があります。これをナチュラルチャートと呼び、別名フラットチャートとも呼ばれています。これは西洋占星術における基本的な概念で、例えるなら、星座の辞書のようなものです。
ナチュラルチャートでは、おひつじ座の始まりの点を第一室の始まりの点に合わせて作られます。おひつじ座からうお座までの12星座は、そのまま第一室から第十二室に当てはめられ、それぞれの部屋に本来備わっている意味が割り当てられます。例えば、第一室は「自分自身」、第二室は「所有」、第三室は「コミュニケーション」などです。それぞれの部屋は性格や才能、金銭、人間関係など、人生における様々なテーマと関連付けられています。ナチュラルチャートでは惑星は配置されていません。なぜなら、個人の生まれた日時を無視して作成されるため、特定の個人を表すものではないからです。
ナチュラルチャートは個人の出生図を読み解くための土台として活用されます。出生図では、生まれた時の惑星の位置が記されています。例えば、おうし座に太陽がある、ふたご座に月がある、といったようにです。これらの惑星の位置をナチュラルチャートに重ね合わせることで、より深い分析が可能になります。例えば、ナチュラルチャートで第二室はお金に関する部屋ですが、ここに自分の出生図で太陽がある場合、その人はお金を稼ぐことに喜びを感じたり、物質的な豊かさを重視する傾向があると解釈できます。このように、ナチュラルチャートは星座や室の本来持つ意味や性質を理解し、出生図をより深く読み解くための重要なツールとなるのです。
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| ナチュラルチャート(フラットチャート) | 生まれた日時を考慮しない星座配置図。星座の辞書のようなもの。おひつじ座の始まりの点を第一室の始まりの点に合わせて作る。惑星は配置されない。 |
| 使用方法 | 個人の出生図を読み解くための土台として活用。出生図の惑星の位置をナチュラルチャートに重ね合わせて分析する。 |
| 室の意味 | 第一室:自分自身、第二室:所有、第三室:コミュニケーションなど、人生における様々なテーマと関連付けられている。 |
| 例 | ナチュラルチャートの第二室(お金に関する部屋)に、出生図の太陽がある場合、お金を稼ぐことに喜びを感じたり、物質的な豊かさを重視する傾向があると解釈できる。 |
| 役割 | 星座や室の本来持つ意味や性質を理解し、出生図をより深く読み解くための重要なツール。 |
サイン本来の性質

生まれた時の空模様を映し出すホロスコープとは別に、生まれた季節に関係なく決まった配置で惑星を並べた「本来の星座表」というものがあります。この本来の星座表では、星座本来の性質や役割が明確に示されています。例えば、おひつじ座は第一の部屋、おうし座は第二の部屋、ふたご座は第三の部屋…と、十二星座が順番に十二の部屋を守っている配置です。
この配置を参考にすると、各星座が持つ本来の意味合いがよく分かります。おひつじ座は「自分自身」や「始まり」を象徴する星座です。これは第一の部屋、つまり「自我」や「出発」を意味する部屋と深く結びついています。また、おうし座は「持ち物」や「五感」を象徴し、第二の部屋である「財産」や「価値観」の部屋に対応しています。このように、各星座が本来どの部屋を守り、どんな意味合いを持っているのかを知ることで、星座と人生の関わり方をより深く理解できるのです。
例えば、本来の星座表でおうし座は金星を守護星として持ち、第二の部屋に配置されます。この配置は、おうし座が「物質的な豊かさ」や「心地よさ」を求める傾向を示唆しています。また、ふたご座は水星を守護星として持ち、第三の部屋に配置されます。これは、ふたご座が「情報」や「コミュニケーション」に長けていることを示しています。このように、星座の本来の力、守護星との繋がりを考えることで、複雑な星の配置を読み解くヒントにもなります。生まれた時の空の配置を読むだけでなく、本来の星座表も合わせて見てみると、ホロスコープ全体をより深く理解できるでしょう。
| 星座 | 部屋 | 象徴 | 守護星 |
|---|---|---|---|
| おひつじ座 | 第一の部屋 | 自分自身、始まり | (記載なし) |
| おうし座 | 第二の部屋 | 持ち物、五感、物質的な豊かさ、心地よさ | 金星 |
| ふたご座 | 第三の部屋 | 情報、コミュニケーション | 水星 |
| その他 | 第四〜十二の部屋 | (記載なし) | (記載なし) |
ハウス本来の意味

人は生まれ落ちた瞬間、空に広がる天体の配置図を背負います。これがその人の人生の地図となる出生図であり、この地図には12の部屋が描かれています。これがハウスです。ハウスは人生における様々な経験の場を示し、それぞれ特定のテーマを持っています。
第一ハウスは「自分」と「外見」を表す部屋です。いわば、この世に生まれた自分の最初の姿であり、他者からどのように見られるか、また自分自身をどのように表現するかが示されます。第二ハウスは「所有」と「財産」に関わる部屋です。金銭的なものだけでなく、才能や価値観といった自分にとって大切なものも含まれます。このハウスは物質的な豊かさだけでなく、心の豊かさにも繋がります。第三ハウスは「コミュニケーション」と「学習」を司ります。日常的な会話や近所づきあい、そして知識の吸収や情報伝達といった、周囲との関わりを示します。第四ハウスは「家庭」と「基盤」を意味します。家族や育った環境、そして心の拠り所といった、安心感や心の安定を求める場所を示します。第五ハウスは「創造」と「喜び」を表します。趣味や恋愛、子供といった、人生における楽しみや情熱を傾ける事柄を示します。第六ハウスは「健康」と「奉仕」を表す部屋で、日々の生活習慣や健康状態、そして仕事や義務といった、社会への貢献を示します。第七ハウスは「人間関係」と「結婚」を表し、パートナーシップや対人関係全般を司ります。第八ハウスは「継承」と「変容」を意味します。遺産や共有財産、そして死と再生といった、深い変革や神秘的な体験を示します。第九ハウスは「探求」と「精神性」を司り、哲学や宗教、海外旅行といった、未知の世界への探求や精神的な成長を示します。第十ハウスは「社会的地位」と「達成」を表し、キャリアや目標、社会的な役割を示します。第十一ハウスは「友情」と「希望」を表す部屋で、仲間やグループ活動、将来への展望といった、共有の理想や未来への希望を示します。そして第十二ハウスは「秘密」と「潜在意識」を表します。隠されたものや目に見えないもの、そして精神世界といった、深層心理や魂の奥深くに触れる部分を示します。
これらのハウスが本来持つ意味を理解することは、自分自身を深く理解する上で非常に大切です。それぞれのハウスにどの星座が入るかによって、そのハウスのテーマがどのように現れるかが変わってきます。例えば、第五ハウスに獅子座が入ると、自己表現や創作活動を通して喜びを見出す傾向が強まります。このように、ハウスと星座の組み合わせを理解することで、より深く自分自身を知り、人生をより豊かに彩ることができます。
| ハウス | テーマ | キーワード |
|---|---|---|
| 1 | 自分・外見 | 最初の姿、自己表現 |
| 2 | 所有・財産 | 金銭、才能、価値観、心の豊かさ |
| 3 | コミュニケーション・学習 | 会話、近所づきあい、知識吸収、情報伝達 |
| 4 | 家庭・基盤 | 家族、育った環境、心の拠り所、安心感 |
| 5 | 創造・喜び | 趣味、恋愛、子供、楽しみ、情熱 |
| 6 | 健康・奉仕 | 生活習慣、健康状態、仕事、義務、社会貢献 |
| 7 | 人間関係・結婚 | パートナーシップ、対人関係 |
| 8 | 継承・変容 | 遺産、共有財産、死と再生、変革、神秘体験 |
| 9 | 探求・精神性 | 哲学、宗教、海外旅行、未知への探求、精神的成長 |
| 10 | 社会的地位・達成 | キャリア、目標、社会的な役割 |
| 11 | 友情・希望 | 仲間、グループ活動、将来への展望、共有の理想 |
| 12 | 秘密・潜在意識 | 隠されたもの、目に見えないもの、精神世界、深層心理 |
フラットチャートという別名

生まれた時に空を見上げたときに見える星の配置を元に作るのが、一人ひとりのための星図です。これに対して、生まれた場所や時間といった個人の情報を全く使わずに作る星図のことを、均等星図、あるいは平坦星図と呼びます。まるで設計図のように、星占いの基本的な仕組みを知るためのものです。
平坦星図を作る際には、地球が傾いていることや、地平線といった要素は考えません。空を十二の部屋に分けるとき、どの部屋にも同じ広さの30度ずつを割り当てます。こうしてできる星図は、一人ひとりのために作られた星図とは違って、地平線より上か下かといった情報もありません。そのため、平坦、つまりフラットチャートと呼ばれるのです。
この平坦星図を使うことで、十二の星座と十二の部屋の本来の関係性が明らかになります。例えば、おひつじ座は第一の部屋、おうし座は第二の部屋、といったように、各星座がどの部屋にぴったりと当てはまるかを見ることができます。これは、占星術を学ぶ上で、基本中の基本と言えるでしょう。
個人の星図は、この平坦星図をもとにして、生まれた時間や場所を加えることで作られます。つまり、平坦星図は、あらゆる個人の星図の土台となる、普遍的な星図と言えるでしょう。この平坦星図を理解することで、星占いの仕組みをより深く理解し、それぞれの星座と部屋の意味をより正確に捉えることができるようになります。
| 星図の種類 | 特徴 | 用途 |
|---|---|---|
| 個人星図 | 生まれた日時と場所に基づいて作成 一人ひとりのための星図 |
個人の運勢や性格を占う |
| 均等星図/平坦星図 |
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占星術学習における重要性

星空を読む学問、占星術。その奥深い世界へと足を踏み入れる際に、避けては通れない重要な概念があります。それが「ナチュラルチャート」です。まるで広大な宇宙を旅する羅針盤のように、占星術学習においてナチュラルチャートは道標となるのです。
ナチュラルチャートとは、春分点を基準に作成された仮想の天体配置図です。黄道十二宮と呼ばれる星座の最初の星座、牡羊座を1ハウスに配置し、そこから時計回りに順に星座とハウスを対応させていきます。この配置は、宇宙のリズム、世界の骨格を表していると言えるでしょう。それぞれの星座とハウスが持つ本来の意味、つまり「ナチュラル」な意味を理解する上で、このチャートは基本の型となるのです。
例えば、牡羊座は物事の始まり、行動力、情熱などを象徴し、1ハウスは自己、外見、性格などを表します。ナチュラルチャートでは、この牡羊座と1ハウスが対応付けられています。これは、生まれたばかりの赤ん坊のように純粋で、自分の欲求に正直な牡羊座のエネルギーが、自分自身を表現する1ハウスと深く結びついていることを示しているのです。このように、各星座とハウスの対応関係をナチュラルチャートを通して学ぶことで、それぞれの意味をより深く理解し、記憶に定着させることができるのです。
複雑な惑星の配置や角度を読み解く前に、まずナチュラルチャートで星座とハウスの基本的な意味をしっかりと把握することが重要です。土台がしっかりしていれば、その上に複雑な知識を積み重ねていくことが容易になるからです。個人の生まれた時の惑星の配置図を読む際にも、このナチュラルチャートを基準に考えることで、より深い洞察、多角的な分析が可能となります。占星術の扉を開き、その魅力に触れたいと願う人にとって、ナチュラルチャートは必ず理解しておきたい重要な羅針盤と言えるでしょう。
| ハウス | 星座 | キーワード |
|---|---|---|
| 1ハウス | 牡羊座 | 自己、外見、性格、始まり、行動力、情熱 |
| 2ハウス | 牡牛座 | 所有、価値観、五感、安定、物質、快適さ |
| 3ハウス | 双子座 | コミュニケーション、学習、情報、移動、兄弟姉妹、近所 |
| 4ハウス | 蟹座 | 家庭、家族、ルーツ、感情、安心感、プライベート |
| 5ハウス | 獅子座 | 創造、自己表現、恋愛、娯楽、子供、喜び |
| 6ハウス | 乙女座 | 健康、労働、奉仕、分析、整理整頓、実務 |
| 7ハウス | 天秤座 | パートナーシップ、結婚、人間関係、調和、公平さ、社交性 |
| 8ハウス | 蠍座 | 変容、秘密、共有、遺産、性、深層心理 |
| 9ハウス | 射手座 | 探求、哲学、宗教、旅行、高等教育、異文化 |
| 10ハウス | 山羊座 | 社会的地位、キャリア、責任、達成、目標、権威 |
| 11ハウス | 水瓶座 | 友情、グループ、未来、理想、革新、自由 |
| 12ハウス | 魚座 | 潜在意識、神秘、癒し、奉仕、芸術、インスピレーション |
より深い解釈のための基盤

生まれた時の星の配置図は、自分の個性や運命を紐解くための基本となるだけでなく、運勢の移り変わりや心の成長といった、より高度な占星術を読み解くためにも大切な役割を果たします。例として、運行中の星が生まれた時の配置図のどの部屋を通るかによって、その影響が人生のどの場面に現れるのかを予想することができます。仕事運を見るなら仕事に関する部屋、恋愛運を見るなら人間関係に関する部屋、といった具合です。
また、ゆっくりと時間をかけて変化する太陽の位置が生まれた時の配置図のどの星座に移動するかによって、内面的な成長や変化の方向性を読み解くことができます。例えば、生まれた時に太陽が牡羊座にあった人が、ゆっくりと時間をかけて太陽が牡牛座の位置に移動した場合、情熱的で行動力にあふれる牡羊座の性質から、穏やかで堅実な牡牛座の性質へと変化していく内面的な成長を読み取ることが出来るのです。
このように、生まれた時の星の配置図は、様々な占星術の技法を理解し、より深く星からのメッセージを読み解くための土台となります。例えるならば、生まれた時の星の配置図は人生という家の設計図のようなものです。設計図を理解することで、家のどこにどのような部屋があるのか、どの場所にどのような家具を配置するのが最適なのかが分かります。同様に、生まれた時の星の配置図を理解することで、自分自身の人生における様々な出来事の意味や、今後の運命の展開をより深く理解することが可能になるのです。星からのメッセージを読み解き、より豊かな人生を送るために、生まれた時の星の配置図は欠かすことのできない重要な概念と言えるでしょう。

