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アスペクト

相性占星術:インタアスペクト入門

人はこの世に生を受けた時、その時空に広がる星の配置によって、持って生まれた性質や運命が形作られると考えられています。自分のホロスコープを読み解くことで、自分の内面にある様々な特徴や、人生における課題などを理解することができます。生まれた時の星の配置図が、いわば自分だけの人生設計図だとすれば、インタアスペクトは、二人で織りなす関係性の設計図と言えるでしょう。インタアスペクトとは、二人のホロスコープを重ね合わせた時に、それぞれの天体同士が作り出す角度のことを指します。自分のホロスコープの中での天体同士の角度、つまりアスペクトは、自分の性格や才能、そして内面に抱える葛藤などを示唆してくれます。一方、インタアスペクトは、二人にとっての関係性がどのようなものになるのか、お互いにどのような影響を与え合うのか、そしてその関係性の中にどのような可能性が秘められているのかを暗示してくれます。自分自身を表すホロスコープと、相手を表すホロスコープ、この二つを照らし合わせることで、初めて見えてくる関係性の真実があるのです。例えば、片方の人の金星(愛情や喜びを象徴する星)と、もう片方の人の火星(情熱や行動力を象徴する星)が良い角度で結ばれている場合、二人の間には情熱的で活気あふれる関係性が生まれる可能性を示唆します。反対に、困難な角度で結ばれている場合は、お互いの情熱がぶつかり合い、摩擦が生じやすいことを示すかもしれません。このように、インタアスペクトは、二人の関係性における様々な側面を浮き彫りにし、より深い理解へと導いてくれるのです。インタアスペクトを読み解くことで、二人の関係性がどのような方向へ進んでいくのか、どのような課題に直面するのか、そしてどのような喜びを分かち合えるのかを予測することができます。それは、まるで二人の関係性の未来を映し出す地図のようなものです。この地図を手に取ることで、私たちは、より良い関係性を築くためのヒントを得ることができるでしょう。
星の位置

対称点:相性占星術における重要点

生まれた時に東の空の地平線から昇ってくる星座を示す東点は、対称点とも呼ばれ、その人の生まれ持った性質や他人との関わり方を理解する上で重要な手がかりとなります。東点は、太陽の通り道である黄道と、東の地平線と頭の真上を結ぶ線である卯酉線が交わる点です。地平線は、自分がどこにいるかによって変わるため、東点の位置も一人ひとり違います。そのため、ホロスコープを作る際には、生まれた日時や場所だけでなく、この東点の位置も正確に計算する必要があります。東点は、日々の暮らしの中で出会う出来事や人々との出会いを象徴するものと考えられています。これは、意識して起こることだけでなく、無意識のうちに起こる出来事も含みます。例えば、初めて会った人に対して感じる第一印象や、なぜか惹かれる人、あるいはどうしても苦手な人といった感覚は、東点の影響を受けている可能性があります。特に、東点は人との関わりにおいて大きな意味を持つと言われています。相性占星術では、二人の東点の位置関係を見ることで、お互いにどのような影響を与え合うのか、どのような関係性を築きやすいのかを判断する材料にします。東点は、自分自身を表すだけでなく、周囲の人々との関係性を理解する上でも重要な役割を果たしているのです。そのため、自分自身の東点の特徴を知ることで、より良い人間関係を築き、より充実した人生を送るためのヒントを得られるかもしれません。東点は感受点の一つであり、その人の外見や雰囲気、人との接し方といった、他人からどのように見られているかに影響を与えると考えられています。また、自分自身がどのような人物を引き寄せやすいのか、どのような状況に遭遇しやすいのかといった傾向も示唆しています。つまり、東点は、自分を取り巻く環境や人間関係を理解するための重要な要素と言えるでしょう。
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