星の位置 遠日点:太陽から最も遠い惑星
太陽のまわりを惑星が回る道筋のことを公転軌道と言いますが、この軌道は真円ではなく、少しつぶれた楕円形をしています。そのため、惑星は太陽に近づくときと遠ざかるときがあり、太陽から最も離れた位置にある点を遠日点と呼びます。私たちの住む地球も、太陽の周りを楕円軌道を描いて回っています。ですから、地球にも太陽に最も近づく近日点と、最も遠ざかる遠日点があります。太陽と地球の距離は、遠日点では約1億5210万キロメートルになります。これは、地球と太陽の平均距離よりも約250万キロメートルも遠い距離です。太陽と地球の距離が変化すると、太陽から受ける熱の量も変化するのではないかと考えるかもしれません。確かに、太陽からの引力は、距離の二乗に反比例します。つまり、距離が遠くなればなるほど、引力は弱くなります。遠日点では太陽からの引力が最も弱く、逆に近日点では最も強くなります。しかし、地球の軌道の形は、真円に近い楕円です。これは、軌道の形を表す離心率という数値で示されます。離心率は0から1までの値を取り、0に近いほど真円に近く、1に近いほど細長い楕円になります。地球の離心率は約0.017と非常に小さい値です。そのため、近日点と遠日点での太陽からの距離の差は、地球全体の気候に大きな影響を与えるほどではありません。地球が遠日点を迎える時期は毎年7月の上旬頃です。この時期は、地球が太陽から最も遠い位置にあるにも関わらず、北半球では夏にあたります。これは、地球の自転軸が傾いているため、太陽の光を多く受ける時期と重なるためです。地球の季節は、太陽からの距離よりも、地軸の傾きによって大きく左右されているのです。
